家の防犯が気になるけれど、何から始めたらいいのかわからない…という方も
多いのではないでしょうか。
実は、空き巣の侵入経路のうち、およそ半数ちかくが“窓ガラス”からだと言われています。
さらに、侵入に5分以上かかると、多くの犯人が諦めるというデータも。
つまり、「窓からの侵入を防ぐ」「侵入に時間をかけさせる」ことが、防犯のカギになるんです。
この記事では、そうしたデータをもとに、
おすすめの窓に取り付ける補助錠の効果について詳しく解説していきます。
我が家におすすめな補助錠は?!とお探しの方に
先に結論から。
- 🔰 初めて使うなら
→ 回すタイプ(鍵なし)、スライドタイプ(鍵なし)
→ 手軽で設置も簡単。まず試すのにおすすめ - 🔐 防犯を強化したい窓には
→ 回すタイプ(鍵付き)
→ 普段使わない窓に設置すれば高い防犯効果 - 🏠 賃貸住宅なら
→ 回すタイプ(鍵なし・鍵あり)
→ 工具不要・跡が残らず原状回復しやすい - 👶 子どもの転落防止には
→ 回すタイプ or スライドタイプ(鍵付き)
→ 子どもの力では開けられず、いたずら・転落をしっかり防げる
それぞれの補助錠についての解説や
補助錠が防犯上効果のある根拠について詳しく説明していきます。
窓の補助錠って効果ある?調べてわかった3つの事実

家の防犯が気になるけれど、正直なにから手をつけていいかわからないですよね。
対策するためには、先に敵を知ることが先決です。
ここでは、警察庁110番で示されたデータを見ながら、
どのような家に入ってくる犯罪が多いのか、手口はどういうものが多いのか深堀りしていきます。
侵入犯の5割以上が窓ガラスから侵入してくる
家に泥棒が入る場合、どこから入ってくることが多いかご存知ですか?
一戸建て住宅では、50%以上が窓からの侵入
マンションでも25%〜40%弱が窓から侵入されています。
特に一戸建て住宅では、玄関よりも裏口や勝手口、掃き出し窓といった
「人目につきにくい窓」が狙われることが多いのです。
窓ガラスを割ってクレセント錠(窓の中央にある標準的な鍵)を開ける「ガラス破り」も典型的な侵入手口のひとつです。
引用元:警察庁住まいる防犯110番
犯人は5分で諦める?補助錠が“時間を稼ぐ”
警察庁が発表している調査によれば、
侵入に5分以上かかると約7割の犯人が犯行をあきらめるというデータがあります。
つまり、泥棒・空き巣にとっては「時間こそが最大の敵」。
そこで活躍するのが窓の補助錠です。
標準のクレセント錠に加えて補助錠を設置することで、
犯人は「複数の鍵を解除しなければならない」「想定よりも時間がかかりそう」と判断し、
侵入を断念する可能性が高まります。
引用元:警察庁住まいる防犯110番
◆5分が分かれ目 侵入に手間取り、5分かかると侵入者の約7割はあきらめ、10分以上かかると侵入者のほとんどはあきらめるといいます。「侵入に時間をかけさせる」。これが、侵入されるかどうかの大きなポイントになります。
補助錠の効果は防犯だけじゃない
補助錠は防犯対策として非常に有効ですが、それだけではありません。
小さなお子さんのいるご家庭では、窓からの転落事故防止にも役立ちます。
例えば、ベランダに出たがる子どもが勝手に窓を開けてしまう危険性がある場合でも、
補助錠が付いていれば「手の届かない高さでロックできる」
「子どもの力では開けられない」などの安心感があります。
防犯と安全、両方の観点から見ても、補助錠は“つけておいて損はない”アイテムです。
窓の補助錠にはどんな種類がある?
補助錠にはいくつかのタイプがあり、窓の形状や用途に応じて選ぶことができます。
種類 | 鍵 | 特長 | 賃貸向き | 防犯性 | 子ども対策 | 向いている窓 |
---|---|---|---|---|---|---|
回す | なし![]() | 設置簡単 安価 | よく開ける窓 | |||
あり![]() | 鍵でしっかりロック、つまみ取外し可 | 子ども部屋 開閉少なめ窓 | ||||
スライド | なし![]() | スマートで操作しやすい | よく開ける窓 | |||
あり![]() | スライド+鍵の2重ロック | 外出時よく開け閉めしない窓 | ||||
貼って見せるタイプ | なし![]() | 見せる防犯 貼るだけ設置 | 腰高窓 サッシが狭い窓 |
🔄 回すタイプ:最も手軽で、どんな窓にも対応しやすい
回すタイプの補助錠は、サッシ部分に工具なしで取り付けられるのが特長。
取り付けた後にネジを回すだけで、窓を固定できるシンプルな仕組みです。
✅ メリット
- 工具不要で取り付け簡単
- 貼り付け跡が残らないので賃貸にもおすすめ
- 比較的安価で、初めての防犯対策として人気
✅ 注意点
- ガラス面ではなくサッシ部分に取り付ける必要があるため、窓の形状によっては相性を確認する必要があります。
回すタイプ 鍵なし
サッシに差し込んで、つまみを回すだけでロックできます。
工具がいらず、誰でも簡単に設置可能。
最も手軽でコスパも良いため、「まずは防犯を始めたい人」におすすめ。

回すタイプ 鍵付き
つまみ(回す部分)が外せる構造になっており、外から操作されにくいのが特徴。
子どもが勝手に窓を開けるのを防ぐ効果もあり、転落事故防止にも役立ちます。
鍵の管理が必要なので、頻繁に開け閉めしない窓に◎。

↔️ スライドタイプ:スマートな見た目と操作性。設置方法には注意も
スライドタイプの補助錠は、レバーやバーを横にスライドしてロックする仕組み。
見た目がすっきりしており、開け閉めも片手でできるのが魅力です。
✅ メリット
- 日常的に窓を開け閉めする人にとって操作がラク
- 開閉位置を少し制限したい場合にも使いやすい
✅ 注意点
- 取り付け方法が「両面テープ」「ネジ止め」など製品によって異なる
- ネジ穴が必要なものは、賃貸物件では取り付けできないこともあるため、事前に確認を
スライドタイプ 鍵なし
- レバーやバーをスライドさせてロックするタイプ。
- 開閉の邪魔になりにくく、普段から窓をよく使う人にもストレスなし。
- ロック状態が一目でわかる表示付きの製品もあり、操作ミスを防ぎやすい。

スライドタイプ 鍵付きタイプ
- スライド部分に鍵穴があり、スライド操作+鍵の2段階ロック。
- 防犯性能は高めで、子どものいたずらや外部からの不正開錠を防げる。
- 鍵の開閉が手間になるため、防犯重視の場所や使わない窓向き。

📌 窓に貼るタイプ:視覚的に“防犯している”ことをアピール
このタイプはガラス面に両面テープで貼り付けて使う補助錠で、
いわゆる「見せる防犯」によって侵入犯への心理的な抑止力を狙います。
✅ メリット
- 見た目で「防犯対策をしている家」と印象づけられる
- 工具不要で、誰でもすぐに取り付け可能
- ガラス部分に取り付けられるので、サッシが狭い窓にも対応
✅ 注意点
- 両面テープで貼り付けるため、賃貸では跡残りが気になる可能性も
- 強力な力を加えられると、テープが剥がれてしまうこともあるためサブ補助としての使用がおすすめ
まとめ|“補助錠”は家族を守る小さな一歩
補助錠は手頃な価格で導入でき、取り付けも難しくありません。
それでいて、空き巣対策にも、子どもの安全対策にも役立つ優れた防犯グッズです。
「うちは大丈夫」と思っていても、空き巣はそんな油断を見逃しません。
大切な家族と暮らしを守るために、まずはできるところから。
窓の補助錠を見直してみてはいかがでしょうか?
- 🔰 初めて使うなら
→ 回すタイプ(鍵なし)、スライドタイプ(鍵なし)
→ 手軽で設置も簡単。まず試すのにおすすめ - 🔐 防犯を強化したい窓には
→ 回すタイプ(鍵付き)
→ 普段使わない窓に設置すれば高い防犯効果 - 🏠 賃貸住宅なら
→ 回すタイプ(鍵なし・鍵あり)
→ 工具不要・跡が残らず原状回復しやすい - 👶 子どもの転落防止には
→ 回すタイプ or スライドタイプ(鍵付き)
→ 子どもの力では開けられず、いたずら・転落をしっかり防げる
コメント